兼業トレーダーながら2億円貯めた弐億貯男氏はなぜ保有銘柄を少なめにしているのか?

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イラスト/いらすとや

 100万円の元手を株式投資で2億円に増やした兼業トレーダー・弐億貯男氏。前々回は、彼の銘柄選びの基本戦略について解説してもらったが、今回は彼がなぜ保有銘柄数を比較的少なめに絞っているのか? その理由を聞いてみた。

保有銘柄数は8~9少なめに絞るほうが実はメリット大!

 多忙なサラリーマンでも、弐億氏の投資手法は容易にマネることができる。保有銘柄数を少なく絞っている点も、その理由の一つだ。 「分散投資はリスク管理に重要ですが、分散しすぎると儲からないし、保有銘柄が多いと兼業トレーダーには追い切れないので、多くても10銘柄いかないくらいがベスト。そのうち1銘柄が2倍になって利確すれば、資産全体が増える。投資信託のように何十銘柄に投資して、そのなかに10倍株が含まれていたとしても、資産全体としてはたいして増えません。リスク管理についても、仮に保有銘柄のうち1社倒産しても資産全体で1割のダメージにとどまります」

割安株出現に備え、買付余力は多めに!

 弐億氏のポートフォリオのイメージは以下のようなものだ。 「買い付け余力は多めです。今の相場はそろそろ終わると思って、現在、2億円ある証券口座のうち、1億4000万円は現金でストックしているほど。投資資金500万円なら、ロット100万円×3銘柄+買い付け余力200万円のバランスがいいでしょうね」 <弐億流ポートフォリオ2つの鉄則> ●6~8銘柄を超える銘柄は仕込まない! ●買い付け余力は常に7割程度はキープ
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