再生可能エネルギーに後ろ向きな大手電力会社の姿勢を変えるために
昨年末のC0P25(第25回気候変動枠組条約会議)では、G7の中でも唯一石炭を推進し続ける日本に批判が集まった
多くの人々がパワーシフトして再生可能エネルギー中心の電力会社に乗り換えることは、原発や石炭火力発電を抱える既存の大手電力会社に対するメッセージにもなる。パワーシフトした後にそれまで契約していた大手電力会社に「石炭火力や原発はお断りなので」と電話やメール、FAXなどで伝えることも重要だろう。
パワーシフト・キャンペーンでも、乗り換えの“見える化”のため、パワーシフト「1億円キャンペーン」を呼びかけている。これは、再生エネルギー中心の電力会社を選んだ人々の「電気代」を積み上げていくというもの。
パワーシフト・キャンペーンの特設ウェブサイト上で、自身の地域やこれまでの年間電気料金などを書き込んでいくことで、パワーシフトの動きを可視化していこうという試みだ。こうした動きが活発になっていけば、まだまだ再生可能エネルギーに後ろ向きな大手電力会社の姿勢も変えられるかもしれない。
【ニュース・レジスタンス】
<取材・文/志葉玲>