知られざる台湾のローカルな魅力。ガイドブックに載らない観光スポットを紹介

台湾女子ナイト

台湾への渡航者数は毎年右肩上がり

 日本人の台湾渡航者数は毎年右肩上がりになっており、年間約200万人にも登る。台湾までは東京から飛行機で3時間でアクセスすることができ、LCC(格安航空会社)を利用すれば低価格で渡航できることから、人気のデスティネーションになっている。  タピオカミルクティーに代表される台湾スイーツや、魯肉飯(ルーローハン)などの台湾グルメ、古き良き日本のレトロな雰囲気を味わえる夜市など、女性に人気の渡航先としても知られている。  そんな中、9月8日には「今よりもっと台湾が好きになる」をコンセプトにしたWebメディアである「Howto Taiwan」主催のもと、「台湾女子ナイト ~HowtoTaiwan ✕ Dear b&b in 東京!2019」が開催。会場となった永田町グリッドには、台湾に造詣が深い参加者が集結した。  トークショーでは、HowtoTaiwan編集長の田中伶氏、同キュレーターのROMY氏、台湾各地の民宿を厳選して紹介するWebサービス「Dear b&b」創業者のMinchelle WenとRae Linが登壇。 ガイドブックには載っていない、ディープでローカルな台湾の観光スポットや、Dear b&bで掲載中のおすすめデザイナーズホテルについて語った。

台湾は行く場所によって、魅力が違う

 台湾旅行をする上で、首都の台北以外にも南部の高雄や郊外の九份など、行く場所によってそれぞれ魅力が違う。その中で、抑えて置きたいトピックについて、田中氏はこう語った。 「かつての工場などをリノベーションし、アートやカルチャーを発信するスポットに生まれ変わった文創園区や、土地ごとに特色がありローカルさを楽しめる夜市、個人経営のこだわり宿は、台湾旅行でぜひチェックしておきたい」  今回のトークショーでは環島(台湾一周)をテーマに、台湾出身のMinchelle WenとRae Linが、台湾各地のおすすめグルメや観光スポット、Dear b&b選りすぐりの宿を紹介した。  その中でも選りすぐった魅力的なスポットを中心に取り上げたいと思う。

台北

 台北は台湾旅行の中心地として定番の場所だ。台北のランドマークになっている「台北101」や、台北の原宿と呼ばれている繁華街「西門町」、多くの商業施設が立ち並ぶ「中山站」などの観光スポットが知られている。しかし、台北にもまだまだ日本人にあまり知られていないスポットがあるので見ていこう。 【土東市場】
土東市場

土東市場

 天母にある土東市場は、昔の伝統的な市場をおしゃれにアレンジした市場。1階は台湾の新鮮野菜が売られており、2階はフードコートになっている。  台湾の伝統を受け継ぎつつも、サードウェーブを感じさせる土東市場は足を運んでみる価値がありそうだ。

台北近郊

 台北近郊にある九份は、映画「千と千尋の神隠し」のモデルになった場所として名高い。提灯のライトアップが美しい街並みは、どこか異国情緒な雰囲気を感じさせるスポットとして、日本人観光客にも人気のエリアだ。 【緩慢(金瓜石)】
緩慢(金瓜石)

緩慢(金瓜石)

 金瓜石は、かつて鉱山だったところを観光地化した場所。その近くにあるのが、デザイナーズホテルの「緩慢(金瓜石)」だ。  美しい緑に囲まれ、山谷の中にあるホテルは心安らぐ場所としてゆったりできる。個人では行きにくい金瓜石ライトアップツアーにも連れていってくれるという。
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