シャンプーを使わなくなってから、かゆみや嫌な臭いが減った
俺の実感としては(これは人によって違うだろうけど)、シャンプーを使わなくなってから変なかゆみがなくなった。いい匂いがしない代わりに、臭くもない。ただし、数日洗わないと臭う。しかしそれは、シャンプーを使っていた時よりはひどくない。
さて、俺が言いたいのは「毎日髪を洗うな」とか「シャンプーを使うな」ということではない。「髪は毎日洗うもの」「髪を洗うにはシャンプーが必需」という常識を疑い、違う試みと検証をしてはどうか? ということだ。どんな試みも人によって違う結果になるだろうし、単純に正しいとか間違いなんて言い切れない。だからこそ常識を疑って試してみて、自分なりの形を選べば良いのだ。
以前、SNSで「シャンプーを使わなくなって久しい」と書いたことがある。すると老若男女からいろいろな反応があった。
「僕も飲み会などでタバコ臭くなった時などしかシャンプーはしません。その方がいろいろと調子がいいです」
「湯シャン歴5年くらい? 経過しました。温泉に週2回行くたびに、シャンプーの化学香料の恐るべき強さにひっくり返りそうになります」
「湯シャンではきしむ! という場合には、炭酸水(重曹+クエン酸)をリンス代わりにするのが私のお勧めで~す」
「俺も頭皮&環境に悪影響と考えて、10年ほどシャンプーをしていない」
「無添加石鹸で体を洗いつつ、頭も洗っています。シャンプーをやめると最初は髪が傷みますが、しばらくすると元にもどります。その後、より髪質がよくなったように思います」
「シャンプーは自分にとって本当に必要なのか?」を考えてみよう
本題に入ろう。俺たちが住む世の中は「必要ないものを売ろう、買わせよう」という世の中でもある。良いものが発明されて、それを享受できることは発展だが、すべての商品がそうではない。むしろ要らないものの方がはるかに多い。
シャンプーから始まり、リンス、頭髪料など、どこまでが必需品で、どこからが不用品か。それぞれ読者の判断に任せるが、本当にそれが必要なのか考えてほしいのだ。
ちなみに俺は、リンスも頭髪料も一切使わない。だから我が家の洗面台も風呂も、数多のプラスチック容器がなくスッキリしていて、清掃のモチベーションも上がる。モノを置く場所が汚れるわけで、モノがなければ、モノをどかす、モノ自体を拭く、という行為をする必要がない。その分、掃除が圧倒的にラクになる。虫の隠れ場所もない(笑)。
シャンプーがなくたって、髪は清潔にできる。シャンプーを使わないほうが髪にも健康にも良いかもしれない。プラスチック容器などのゴミも減らせる。常に俺たちは消費を促され、出費が増えるばかり。だから「もっとお金を稼がねばならない」「もっと働かねばならない」となってしまうのだ。