辺野古土砂投入で危機迫るサンゴ群落。「ローラさんらに見に来てほしい」とグラスボート船長が訴え

実際に現場を見る人が増えていけば、来夏の参院選に影響も!?

 昨年末、タレントのローラさんやりゅうちぇるさんら、著名人が辺野古埋め立て中止のホワイトハウス嘆願署名をしたことが大きな話題となった。  しかもローラさんは「美しい沖縄の埋め立てをみんなの声が集まれば止めることができるかもしれないの。名前とアドレスを登録するだけでできちゃうから、ホワイトハウスにこの声を届けよう」と投稿、埋め立て中止署名をファンに呼びかけていた。  東恩納氏は「ぜひ、多くの人に現場を見に来てほしい。この海の美しさと、それが破壊されつつある光景を見れば、民意を無視して国土を破壊する安倍政権への怒りがわき起こってくることと思います」と語る。  ローラさんの呼びかけでホワイトハウス嘆願署名が劇的に増えたのと同じように、グラスボート視察の体験者が増えて、SNSなどを通じて美しい海を埋め立てることの無謀さが全国に拡散していけば、来夏の参院選で自民党に影響を及ぼすことは大いにあり得る。  先の沖縄県知事選では、安倍自民党が全面支援をした佐喜真淳候補が玉城知事に女性票で大差をつけられて惨敗した。来夏の参院選でも、ローラさんと思いを共有する人たちが、民意無視の安倍政権に批判的な投票行動を取れば、埋め立て中止が現実味を帯びてくるのかもしれない。 <取材・文・撮影/横田一> ジャーナリスト。小泉純一郎元首相の「原発ゼロ」に関する発言をまとめた『黙って寝てはいられない』(小泉純一郎/談、吉原毅/編)に編集協力。その他『検証・小池都政』(緑風出版)など著書多数
ジャーナリスト。8月7日に新刊『仮面 虚飾の女帝・小池百合子』(扶桑社)を刊行。他に、小泉純一郎元首相の「原発ゼロ」に関する発言をまとめた『黙って寝てはいられない』(小泉純一郎/談、吉原毅/編)の編集協力、『検証・小池都政』(緑風出版)など著書多数
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