エアコン暖房は意外と省エネだった! かしこい暖房器具の選び方&効率を高めるポイントとは

住まいの性能によって効果がまったく異なるオイルヒーター

 オイルヒーターは、電気で内部の難燃性オイルを暖める機器だ。強い風も出ないし、空気を汚さない、そして熱くなりすぎないというさまざまなメリットがあり、小さな子どものいる家庭では重宝されている。 オイルヒーター ただ、部屋が暖まるまで時間がかかり、暖気を上に放出するため足元は暖められないという弱点もある。さらに暖房機器の中でトップクラスの光熱費がかかることや、そもそも広い空間を暖める仕様にはなっていないので、一般的な暖房機器としての用途にはお薦めしにくい。  特に、気密断熱性能の低い一戸建てや木造の賃貸アパートなどでは、電気代ばかりがかかってまったく暖まらないので使用は避けた方が賢明だ。逆に、気密性と断熱性がある程度高い住宅では、上で挙げた欠点が目立たなくなる。いずれにしても、基本的には場所や時間を限定して効果的に使いたい所だ。

ヒーターやカーペットなどは、場所や時間を限定して使う

電気ストーブ 部屋や体の一部だけを暖める機器も取り上げる。コタツ、ホットカーペット、電気ストーブ、電気ヒーターなど、主に電気を使用するさまざまなタイプの機器がある。これらは、小さなスペースで、短時間その場所だけを暖めたい場合は有効だ。しかし基本的に電気をそのまま熱として使用する暖房機器は、エネルギー効率が非常に悪い。仕方ない場合もあるが、基本的には長時間の使用は避けた方が賢明だろう。  コタツは狭い空間を仕切って足だけを暖めるため、電気ヒーターなどに比べるとエネルギーロスが少ない。しかし、コタツに入りっぱなしになることで、体が乾燥したり、運動不足なるなど別の問題も起こりがちなので注意したい。 コタツ なお、電気ヒーターなどは地震のときには火災の原因にもなる。阪神大震災では地震により機器が転倒し、その後電気が復旧することで燃えやすいものに引火、あちこちで「通電火災」が発生した。対策として、震度5以上の地震で自動的にブレーカーが落ちる「感震ブレーカー」を設置することが国などから推奨されている。
次のページ 
カギは「空気の循環」と「断熱」
1
2
3