パワーコンディショナーのスイッチ
自宅の屋根にソーラーパネルが載っている場合は、いざというときにも有効だ。たいていの場合は普段は「連係」になっているパワーコンディショナーのスイッチを「自立」に切り替えれば、太陽光が出ている昼間に限って、パワーコンディショナーに付いている差込口から家電を使うことができる。
ただし、使用できる量は最大でも1500ワット(15アンペア)までと限られているので、電気ポットやドライヤーなど消費電力が大きい機器の使用は避けた方が良い。切り替えの方法は機器によっても違うので、説明書を確認しよう。
もし家庭用蓄電池があれば、昼間に作った電気を貯めて、夜に使用することもできる。しかし、家庭用蓄電池はまだ価格が高い上、基本的には非常時にしか使えないので役割は限定される。
いざというときは蓄電池になる電気自動車
どうしても蓄電機能がほしければ、マイカーを電気自動車にする選択肢もある。電気自動車も今はまだ価格が高いが、蓄電池と違って普段は自動車として利用できる。いざというときは自宅の屋根のソーラーパネルからの電気を充電して走れるので、ガソリンの不足にも対応できる。使い方によってはコストパフォーマンスが悪くない投資になるはずだ。