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コスプレイヤーが名古屋テレビ塔地下街をパレード!
マンガやアニメ、ゲームといったポップカルチャーは日本だけでなく、世界のいたるところで人気を博している。
単に読んだり、観たり、遊んだりするのみでなくキャラクターに「なりきる」楽しみ方がコスプレだ。コスプレを楽しむ人々はコスプレイヤーと呼ばれるが、世界中のコスプレイヤーが集まるイベントが、名古屋市で開催されていることをご存じだろうか。
それが「世界コスプレサミット」だ。
同イベントは2003年に、テレビ愛知が開催。撮影会やパネルディスカッションといったシンプルな交流イベントだった。
翌2004年には名古屋の大須商店街でコスプレパレードを開催。2005年からはコスプレでのパフォーマンスコンテストを始め、単なる交流会だけでなく、芸術・競技としてのコスプレ要素も加わった、コスプレ総合イベントになった。(参照・
~コスプレを競う世界大会、『世界コスプレチャンピオンシップ』の魅力とは~)
この「競技」は決勝は名古屋で開催されるが、予選は30を越える国・地域でおこなわれている。アニメ・ゲーム・マンガのコンベンション内で開催されることもあれば、日本文化紹介・交流イベント内でも催されることもあり多種多様だ。
例をふたつ紹介しよう。香港予選は今年2月9〜11日にかけて開催された、アジア最大級のアニメイベント「C3AFA HONG KONG」内で実施された。
出場者は地元・香港のコスプレイヤーだが、同イベントではSKE48のライブ、人気声優の吉野裕行と神谷浩史のトークライブ、賞金総額200万円以上のゲーム大会などが開催されており、アマチュアであってもプロたちと同じ舞台に立った。場所は香港屈指の大展示場、コンベンション・アンド・エキシビション・センターだ。
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今年の香港代表を勝ち取ったペア
コスプレイヤーはアジアだけでなく、南米にも多数存在する。今年1月20〜21日にコスタリカ国立競技場で開催された、アニメ・マンガ・フェスタ「MATSURI」内でもコスプレチャンピオンシップ予選がおこなわれた。コスプレコンテスト用のステージはグラウンド内に設置。観客はスタンドからパフォーマンスを観た。
優勝のプレゼンターは伊藤嘉章在コスタリカ特命全権大使。コスプレイベントは世界中で開催されているが、大使が足を運ぶのはコスプレが文化交流の手段のひとつとして認められているからだ。