「成果を実感できない」というストレスを15分で解消する法

そのアクションを実施しなければ目標達成できないか

 重要度という概念も、ひとそれぞれだ。ある人は大きな仕事かどうか、別な人は依頼者の困り具合のレベルに応じて、重要度を判定している。そこで、重要度を、目標達成に寄与する度合というように分解して、以下の基準で判定する。 ・重要度 大:このアクションを実施しなければ、間違いなく目標達成ができない ・重要度 中:このアクションを実施なければ、目標達成ができないかもしれない ・重要度 小:このアクションを実施しても、実施しなくても、目標達成に影響がない  重要だ、重要だと思っても、実は、実施してもしなくても、目標達成に影響がないアクションが混在しているケースが意外に多いものだ。目標達成に寄与するかどうかで判定して、その優先順位に従ってアクションすると、パフォーマンスが上がる。  演習では、10のアクションを書き出した付箋の右下に、重要度の大、中、小に応じて、大、中、小という文字を記入する。

緊急度と貢献度で分解する

 次は、緊急度だ。緊急度という意味の受け取り方も人それぞれなので、次のように分解して、緊急度を判定する。以下の例は、来月のアクションの優先順位付けの例だ。 ・緊急度 大:来月第一週末までに実施しなければならないアクション ・緊急度 中:来月第二週末までに実施しなければならないアクション ・緊急度 小:来月第四週末までに実施しなければならないアクション  これが、来週のアクションの優先順位付けであれば、例えば、来週月曜日まで、来週水曜日まで、来週末までという区分になる。これらの区分は、自分で決めればよい。  そして、付箋の、今度は左下に、緊急度の大、中、小を記入していく。右下に重要度の大中小、左下に緊急度の大中小が記載されることになる。  最後は、貢献度だ。目標額で分解し、数値化された目標額に応じた円の大中小を、付箋の文字にかぶせて記入する。各々の目標に応じた、例えば、売上額だったり、利益額だったり、経費節減額だったり、あるいは、顧客満足度だったりするかもしれないが、その大きさをイメージした円だ。  人によっては、1億円の売り上げが大きい丸、5000億円が中くらいの〇、1000億円が小さい丸となるかもしれない。それは、各々が区分していけばよい。
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