1万人以上と面談した産業医が指摘!上司が知るべき正しい「ほめる技術」とは?
2017.07.26
2つめは、ほめるときは、ワンパターンな言葉ではなく具体的にほめることも大事です。
いつも「ありがとう!」「すごい!すばらしい!」ばかりでは、何を本当にほめているのかよくわかりません。きっとあなたの職場にもワンパターンな言葉でほめる上司がいると思います。そのひとのほめ言葉に、重みはありますか?
人がほめられて本当に嬉しいのは、そのほめられる内容に納得感があるときです。
「○○をしてくれたのがよかった」、「○○をしてくれて嬉しかった」と、ほめる理由を具体的に伝えましょう。それができていれば、色々な言葉でほめるというポイントも押さえられます。
このように、具体的な事実を好意をもってすぐに伝えるという「ほめる技術」が、結局のところ、相手との間にいい関係性を築き、職場の雰囲気をよくしています。当然、メンタルヘルス不調になる人は少ない環境が形成されています。これが「ほめる技術」をもつ上長ができていることなのです。
私が管理職研修でこのような話をすると、たまに「でも、私の部下にはほめるところが見つからないんですが、どうやってほめたらいいんですか?」と質問されることがあります。
大丈夫、ほめるところはあります。相手のほめるところを作るために、ほめる技術の基礎となる「ほめどころピラミッド」をご紹介します。
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