高騰が起きているのは、ビットコインだけではない。リップルに早くから注目、10倍もの売却益を得た専業FXトレーダーのSarah氏がポテンシャルに気づいたのは、今から3年前のことだった。
「当時はビットコインに比べるとリップルは知名度もなく未知数でしたが、FXトレーダー間で注目が集まっていました。発行元のリップルラボにグーグルが出資していること、銀行の送金システムに採用される可能性があるなど独自の利点に惹かれましたね」
Sarah氏の購入時は1XRPが0.4円ほど。しかし年末には約8倍になる急騰を見せた。
その後も買い増しを続け、一時100万円ほどのリップルを保有していたが、停滞期に資金効率を考え、利確して半分以下に削減。別の投資に資金移動した。
「その半年後にいきなり1XRP5円まで急騰し、1か月もたたないうちに、40円にまでなった。『相場でタラレバは格好悪い』と他人には厳しく言いますが、もしあの100万円をそのまま保有し続けていれば、今ごろ4000万円になっていたのに……と胸を痛めています」
今年5月中旬にはリップルラボ社によるロックアップの発表で価格は30%も高騰した。同社の方針も価格変動の大きな要因になる
最近では5月中旬、リップルラボ社がロックアップ(発行元が保有するリップルの売却制限)を発表したことをきっかけに価格は30%も高騰。リップルの価格変動は、いまだ止まらない。