痴漢冤罪、警察の取調室では「冤罪だろうがパンツの中まで検査される」
鑑識課の”スタジオ”で写真撮影
逮捕後、警察署内で移動するときは基本的に手錠がかけられ、腰縄が打たれる。写真撮影と指紋採取は署内の鑑識課で行われるのだが、取調べ室から鑑識課まで移動するのに、手錠&腰縄姿で連れ回される。
署内に居る警察官たちにとって、手錠&腰縄姿で歩く被疑者の姿なんて見慣れたものだが、その姿で連れ回される被疑者自身にとっては“気分はもう犯罪者”だろう。
鑑識課には、写真撮影をする“スタジオ”がある。そこで被疑者は正面・横顔・左斜め前の姿が撮影される。今はデジカメで撮影するので、鑑識課の専門家が撮影するのではなく、取調べをした刑事かその部下が、サッサと写真を撮るのが普通だ。
一方、指紋採取はスキャナを使ってデータを取り込むので、この作業は鑑識課の担当者が行う。鑑識課の担当は、被疑者にあまり関心ないのか、丁寧な言葉使いで淡々と仕事をこなす。データがスキャニングされるのは、両掌と側掌紋(手首から小指にかけた手の横側)になる。
ちなみに逮捕されて強制されるのは、写真撮影と指紋採取だけだ。
「DNA採取」を強制的にするためには、別の令状が必要になる。ところが、警察は多くの場合、あたかも強制のフリをしてDNAも採取しようとすることがある。痴漢事件の場合、被害者の衣服に被疑者のものと思われる体液でも付着していない限り、事件の捜査にDNA情報は提供しても意味はない。
留置場に入る前に身体検査がある!
『痴漢に間違われたらこうなります!』 痴漢冤罪とどう戦うか!? |
ハッシュタグ