痴漢冤罪、警察の取調室では「冤罪だろうがパンツの中まで検査される」
今年に入って首都圏では痴漢の疑いを掛けられて逃亡を図り、ホームから線路に飛び降りる暴挙に出るケースが続出している。
前回は駅員室から警察の取調室に連れて行かれるまでを説明したが、今回はそれ以降の展開について説明したい。
これは筆者の体験に基づく事実である。本稿では、ただ事実を淡々と説明するにとどまる。法的なアドバイスについては専門家の意見を参考にしていただきたい。
取調べが一段落すると、次に待っているのは、
・写真撮影
・指紋採取
である。
これは逮捕された被疑者が必ず強制され、拒否する権利はない。ただ、痴漢事件だと多くの場合、被害者や目撃者が被疑者を取り押さえたとか、駅員が駅員室で身柄を拘束したとかで“現行犯逮捕”が成立するケースが多い。したがって警察官に手錠を掛けられ、
「○時○○分!現行犯逮捕!」
というわかりやすい逮捕ではないので、被疑者はいつ自分が逮捕されたかわからないのである。
最初の取調べの中で、担当の刑事から自分が逮捕されていることを聞かされるか、取調べ後に写真撮影と指紋採取をされるとき、初めて被疑者は自分が逮捕されたことを知るのだ。
被害者に手首を掴まれた後、具体的にどんな手順で刑事手続きが進むのか。筆者は痴漢の疑いを掛けられ、写真撮影や指紋採取までされたことがある。
指紋採取と写真撮影は強制される!
『痴漢に間違われたらこうなります!』 痴漢冤罪とどう戦うか!? |
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