「覆面焼き鳥屋 vs 空飛ぶブタ」の対決! 濃すぎるキャラがインフレ状態を起こす地域密着型・ローカルプロレスの魅力とは

ご当地プロレス団体の誕生と勃興

 1980年代まで、日本のプロレスはすべて東京が中心だった。大仁田厚が旗揚げしたFMWなどインディー(インディペンデント)と呼ばれる小規模団体でもだ。しかし日本初の地域密着型プロレス団体・みちのくプロレスが創設され、1993年3月16日に岩手県・矢巾町民総合体育館で旗揚げ戦を行い、成功を収めたことが歴史を変えた。
ザ・グレート・サスケ

日本ローカルプロレスの開祖ザ・グレート・サスケ

 みちのくプロレスを離脱したスペル・デルフィン(現:大阪府和泉市議会議員)が1999年に大阪プロレスを設立。前後して日本の各地で団体が産声をあげていく。当初はインディーあるいはローカルインディーと呼ばれていたが、首都圏の団体が増えたことで規模ではなく拠点で区別されるようになり、ローカルプロレス団体と呼ばれるようになった。  北都プロレス(北海道)、沼津プロレス(静岡)、鳥取だらずプロレス(鳥取)、琉球ドラゴンプロレスリング(沖縄)など今も団体は増え続けている。現在、いくつのプロレス団体が存在するのかは誰も分からない。たとえ所属選手がひとりであっても、「●●プロレスを旗揚げするぞ!」と宣言すればそれで成立してしまうのだ。
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闘う焼き鳥店店主
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