Jリーグがタイで大会を主催「DAZN」との2100億円大型放映権契約でアジア戦略に弾みをつける

Jチームに善戦するタイチームも続出

 大会の開催へ向け、Jリーグは全てのクラブに案内を送ると10クラブほどが参加の意思を表明。  そのなかから多角的に勘案された結果、「実績があり、この機会をクラブ経営にも活用できるマインドを持っているクラブ」(大矢氏)として鹿島と横浜の2チームの出場が決まった。一方のタイリーグからも昨シーズン2位のバンコク・ユナイテッドと、近年は上位争いの常連となっている新興勢力のスパンブリーFCが参戦。両リーグの上位クラブ同士による対決が実現した。  大会は同リーグ同士の対戦は行わず、リーグ間の勝敗を争う「リーグ対抗戦」という独特の形式で行われた。結果は3勝1敗でJリーグの勝利となったが、バンコク・ユナイテッドが鹿島を4-3と下したのをはじめタイリーグ勢も健闘。Jリーグのトップレベル2クラブを相手に、急成長を遂げるタイリーグの勢いの一端を感じさせた。  試合の模様は日本では今季からJリーグの放送権を得た「ダ・ゾーン」、タイでは大会に出場したバンコク・ユナイテッドのオーナー企業でもある「トゥルー」によって全試合生中継。試合の行われない中日には、両チームの主力選手をスタジオに呼んでのインタビュー番組も放送された。
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ライブストリームで30万人が視聴
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