Jリーグがタイで大会を主催「DAZN」との2100億円大型放映権契約でアジア戦略に弾みをつける
2017.02.17
DAZNとの10年契約で万全の体制
そして今回、Jリーグとタイリーグが主催してタイで大会を開催するという新たな試みが行われた。大会の実現に向けて尽力してきたJリーグ国際部の大矢丈之氏は、同大会の目的は「Jリーグの価値を高めること」にあると語る。
「この4年間、『アジア戦略』としてさまざまなことをしてきたなかで、今年は念願のタイ人Jリーガーも誕生しました。ただ、選手だけでは限界があります。Jリーグの価値自体を高めるためには、商品である試合をもっと出していかなければいけません。アジアでトップと言われるJリーグの試合を生で見てもらいたい。特に子どもたちに見てもらい、次の世代の選手たちがより現実的にJリーグを目標とするような環境を作れればと」
Jリーグは今季、英国のパフォーム社が提供するライブストリーミングサービス「DAZN(ダ・ゾーン)」との間で10年間、約2100億円という大型の放映権契約を締結した。年間でもこれまでの何倍にも上る放映権収入を得たことで、新たに大きく戦略を構築することを試みている。「アジアチャレンジinタイ インターリーグカップ」もその枠組みの中で企画された。
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