もう一つ、彼のマネープランで忘れてはならないのはプルデンシャル生命の米ドル建て保険だ。
「確か伊野波(※ヴィッセル神戸所属・伊野波雅彦)から勧められたと思うんですが、あれはやっててよかったと思います。ドルがめっちゃ下がった120円のころに始めたのですが、僕の場合で言うと年三回の支払いを十年続けて、そこから寝かせて、上乗せを加えて六十歳になったら月々何十万円ずつ支払われるという仕組みなんです」
この保険はサッカー選手のケガにも対応してくれるのか。
「ケガについては別個アフラックの入院保険、ガンについてはソニー生命に入っています。Jにいたときはリーグが保険に入れてくれていたのですが、その意味でいうと今やっちゃったらちょっと危ないですね」
今18、19歳でプロ入りする選手に、お金の考え方を教えるとすればどのようなものか?
「僕は幸いプルデンシャルの十年を払いきることができましたけど、やっぱり先が計算できない職業なんで、三割とか一定のルールを自分なりに決めて、そのお金は消費してはいけない。それも単に銀行で寝かしているだけでは発展性がないんで、誰か信頼できる人を見つけて積み立てとか何らかの投資に回すという意識は大切だと思います」