今のところ、人生で一番大きな買い物はこの木更津に作ったフットサルコートだという。
「タイの年俸をあてにして買ったんですが、(静岡在住の)嫁にはめっちゃキレられましたね。“なんで車買ってくれないの?”と。確かに一理あると思います」
もっとも、経営知識が全くないサッカー選手が初めてフットサルコート運営に手を出したら、「武士の商法」になってしまう恐れもある。
「僕の場合、スクールを並行してやっていますから何とかなっていますが、確かにフットサルコート単体だと苦しくなるでしょうね」
フットサルコートを、もし選手が経営するなら注意すべきは何か。
「全く知らない土地ではなく、地元でやることです。僕の場合でいうと、“イチフナのカレン”と今でも言われることが多く、千葉県のサッカー関係者もよく知っていますから、やるなら千葉しか考えられません。そこで関心を持ってもらい、お客さんに来てもらうには自分のステータスや実績は、遠慮なく出すべきというのが僕の考えですね」