日ロ次官級協議再開 一度は潰えた「シベリア鉄道北海道延伸計画」実現の可能性は?

「平和条約」が大きな鍵

 なかでも日ロ関係を大きく前進させるのが、平和条約の締結だ。 「平和条約が締結されれば、日本の独立性は高まり、真の独立国家に一歩近づくことになる。安全保障上の問題があるからと、かつてのソ連脅威論のようなことを唱えて、この計画に難色を示す声もあるが、今、日本が相手にしているのは共産主義のソ連ではない。本当は怖がる必要もないのに、ロシアの脅威を口実に日米関係に配慮しようとする国内勢力が存在する。だが、アメリカの大統領となったトランプ氏はプーチン大統領を敵視などしていない。一方、アメリカ国内にも、米ロが接近すると困る軍産複合体などの勢力が存在し、日本もそうした勢力に組み入れられている。だが、こうしたハードルも平和条約が結ばれれば乗り越えることができる。そうなればシベリア鉄道の北海道延伸は、夢物語などではなく、ぐっと現実味を帯びた計画になるでしょうね」(木村氏)  一瞬潰えたかのように思えた夢のプランも、今後、日ロ関係の如何によっては実現する可能性も残っているようだ。 <取材・文/HBO取材班 photo by Sorovas via Wikimedia Commons(CC BY-SA 3.0)>
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