大阪環状線「45年ぶり」の新造車・323系デビュー!「改造プロジェクト」で西の大動脈はどう変わる?

大阪環状線・生え抜きの新車はなんと45年ぶり!

 323系電車は大阪環状線と支線の桜島線(ゆめ咲線)専用の新型車両。JR西日本によると、大阪環状線では1971年の103系増備車以来新造車両が投入されておらず(他線乗り入れ車両や中古車両の投入などはあるものの)、323系は実に45年ぶりの「環状線生え抜きの新造車両」となる。

新たに導入される323系。(湖西線での試運転のようす)

 323系は20m級の3扉車で、1編成8両。大阪環状線で長年親しまれているオレンジ色(オレンジ・バーミリオン)の帯がアクセントとなっている。車内には大阪環状線用の車両で初となる車内案内表示装置(乗客用液晶モニター)が設置されているほか、訪日外国人向けのWi-Fiサービスも提供される。  営業開始は12月24日16時09分の京橋駅発で、24日にはこの1編成が、翌日の25日に3編成がデビューし、2018年度末までに全21編成が出揃う予定だ。それと同時期に、1969年から約半世紀に亘って大阪環状線の主力車両であった103系の運用は消滅することになる。
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各駅も全面リニューアル
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