あの忌まわしい航空券燃料サーチャージが復活間近 対処法は?

そこへやってきた厄介なトランプ相場

 世界は大して何も変わっていないのだが、トランプ相場により世間の読みとは逆に為替はUS1ドルが114円台のドル高円安に進んだ。  この円安だけでも次期改定で燃サ復活は既定路線とも言われていただけに、12月1日に流れてきた「OPEC減産合意 2008年ぶり」のニュースにNY原油相場は敏感に反応し一気に52ドルを超えてきた。  燃サの発生はNY原油60ドルが境目とも言われるが、残りの8ドル分は実質上トランプ相場の円安114円で相殺されてしまっている状況だ。来年は米国で2回の利上げがあるとの発表もドル高円安に追い打ちをかける。ANA関係者からは、「燃料サーチャージに関しては視野に入れて検討している、結果を発表するのは12月中旬で、導入の場合は2017年2月からになる」とのコメントも出ている。
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航空券は発券主義
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