プレーヤーとして多くの時間を過ごした同氏が考える、サッカーがビジネスの世界で活きることは何か?そんな質問を投げかけたところ、こんな答えが返ってきた。
「私の場合は、高校時代にキャプテンをしていました。今振り返ると、20~30人程の人数をマネジメントできる機会は少ないので、当時の経験は今の仕事にもすごく生きている。そして、サッカーを通じて『絶対に諦めない』というマインドを培えたことです。これは経営でもコアとなるような大切なことです」
では、選手達が引退後に充実したキャリアを構築するために必要なこととは。
「スポーツの世界に打ち込んだ方々は、素直で1つのことに集中できるというマインド面は素晴らしいものがある。あとは、どんな分野でも良いので空いた時間に知識をつけることで選択肢は広がると思います。特にサッカーの場合は、比較的自由に使える時間があるので、その時間に本を読んだりして、情報収集をするだけで意識が変わるはず。当社としても、スポーツに情熱をかえた人材で学ぶ意欲が高い人なら、すぐにでも採用したいくらいです」。
11月より同社は、セレッソ大阪と連携し「スタジアム」と「駐車場」へ相互送客する新しい取り組みを始める。
「僕はサッカーに育てられたので、少しでもサッカー界に還元したい」。
業界に新風を巻き起こすベンチャー企業経営者の顔には、サッカーへの想いが色濃く残っている。
<取材・文 栗田シメイ>