IR議連の法案成立への思いは強いという。このまま、カジノが誕生するのか
11月9日、「カジノ法案」IR推進法がついに国会審議入りする。
それに先立ち10月12日、国会内において国際観光産業振興議員連盟(以下、IR議連)総会が開催された。IRとは、国際会議場・展示施設やMICE施設、ホテルやショッピングモール、レストランや劇場・映画館ほか、様々な施設にカジノを含んで一体となった複合型リゾートのことをいう。
IR議連は、IRの日本設置に向けた国会議員の集まりであり、今回開かれた総会には、国会議員や、IR誘致に取り組む地方自治体、経済団体などの関係者ら約300名が集まった。
まず注目すべきは、その参加者の数である。過去にもIR議連の活動はあり、日本へのカジノ設置は国会議員レベルでは度々議論されてきたが、これほどの数が集まったことはない。
この参加者の数は、議連側の本気度をうかがえる規模であり、これまで重要法案の可決や解散総選挙などの煽りを受け、遅々として進まなかったカジノ設置に向けた動きに拍車を掛ける大きな転機となり得るともいえる。