▶SP版
HOME
政治・経済
社会
国際
科学
カルチャー・スポーツ
ハーバー・ビジネス・オンライン
社会
若者のドンチャン騒ぎでシャッター商店街に活気を――大阪「セルフ祭」にみる好例
若者のドンチャン騒ぎでシャッター商店街に活気を――大阪「セルフ祭」にみる好例
2016.10.27
「己を祭れ」をコンセプトに、それぞれが好き勝手なことをする「セルフ祭り」が商店街に活気をもたらした!?
大阪・通天閣近くの商店街で毎年行われている「セルフ祭」をご存知だろうか。 今年は10月8~9日の二日間に渡って行われたが、これが実にナンセンスで馬鹿馬鹿しい、現代ニッポンの奇祭なのである。 ちなみに「セルフさい」ではなく「セルフまつり」と読む。会場の新世界市場商店街に行ってみると、長さ100メートルほどの短いアーケードの両側に、何やら様々な店が出ている。 しかも、店主の大半はエキセントリックな仮装をしており、一見してカオス。来場者も仮装が多く、見ているだけで目がクラクラしてくる。 出店ブースは「実物より1000倍醜く描く似顔絵」、「成仏を祈ってもらえる“冥土”カフェ」、「客に向かって『おめでとう~!』とひたすら唱える“祝福屋”」「ウサギやパンダの着ぐるみを着たマッサージ師によるマッサージ」のほか、仮装レンタルや自作Tシャツ、雑貨、珍しい石、挽きたてコーヒー、おにぎり、手作り草履、チヂミなどなど。 何一つ脈絡や統一性がないため、説明が難しいが、言うなれば各自好き勝手にやっている“大人の文化祭”といったところか。どことなく高円寺や荻窪、下北沢あたりのバーや雑貨ショップにありそうな「中央線カルチャー」の匂いを感じるが、それよりももっとラフで自分勝手にやっている感じがする。「己を祭れ」というコンセプトの通り、それぞれが思い思いに好きなことをしているのである。
⇒【画像】はコチラ http://hbol.jp/?attachment_id=114438
地味な商店街が二日間だけ、祭りの空間と化す
何をしても自由! 「セルフ」という概念が浸透している大阪ならではの雰囲気
「死後」を祈ってもらえる冥土喫茶
着ぐるみによるマッサージ屋
商店街の中がまるで”大人の文化祭”と化す
コミケのように同人誌ブースを出店する人も
地獄絵図風にデフォルメして描く似顔絵が人気!
若者に限らず、年配の参加者も。手作りの布草履がよく売れていた
次のページ
「UFOの儀式」意味不明な出し物のオンパレード
1
2
3
4
ハッシュタグ
 地方
 地方創生
 地方自治体
 大阪
 文化
 祭り
Twitterでつぶやく
Facebookでシェア
B!
ブックマークに追加
Tweet
バナー 日本を壊した安倍政権
新着記事
ハーバービジネスオンライン編集部からのお知らせ
コロナ禍でむしろ沁みる「全員悪人」の祭典。映画『ジェントルメン』の魅力
頻発する「検索汚染」とキーワードによる検索の限界
ロンドン再封鎖16週目。最終回・英国社会は「新たな段階」に。<入江敦彦の『足止め喰らい日記』嫌々乍らReturns>
仮想通貨は“仮想”な存在なのか? 拡大する現実世界への影響
漫画『進撃の巨人』で政治のエッセンスを。 良質なエンターテイメントは「政治離れ」の処方箋
上司の「応援」なんて部下には響かない!? 今すぐ職場に導入するべきモチベーションアップの方法
64bitへのWindowsの流れ。そして、32bit版Windowsの終焉
再び訪れる「就職氷河期」。縁故優遇政権を終わらせるのは今
微表情研究の世界的権威に聞いた、AI表情分析技術の展望
新着記事をもっと見る