右肩上がりの収納サービス事業。REITなどの可能性も

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 矢野経済研究所によると、2015年度の国内の収納サービス(レンタル収納・コンテナ収納・トランクルーム)市場規模は、前年度比8.0%増の603億4,000万円。2011年度は455億円の市場規模であった。右肩上がりで、収納サービスの市場は拡大を続けている。2016年度は前年度比8.2%増の652.6億円が予測されている。(参照:矢野経済研究所「レンタル収納・コンテナ収納・トランクルーム市場に関する調査を実施(2016年)」※pdf)  収納サービス市場拡大の要因として、矢野経済研究所は、ここ5年間で生活圏のより近いところに、レンタル収納やコンテナ収納の拠点数が急拡大していることを挙げている。拠点数が増加し、都市部の一般生活者を中心に、収納サービスの認知度も徐々に上がることによって、利用者の潜在需要が顕在化、利用率の向上となり、これに伴い事業者側でも拠点数を増やすといった好循環が生まれているとしている。
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40年前にアメリカで始まった収納サービス
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