右肩上がりの収納サービス事業。REITなどの可能性も

40年前にアメリカで始まった収納サービス

 米国では、収納サービスのことを「セルフストレージ」と呼んでいる。「セルフストレージ」は、約40年前に米国で初めて誕生した。米国では「セルフストレージ」の名称で広く認知、普及している。毎年約10%の市場拡大が続き、今日では約280億米ドル(約3兆円)市場にまで急成長している。(参照:ISS INSIDE SELF-STORAGE)  現在では全米に5万箇所、・1700万室以上が存在し、10世帯に1世帯が利用する一般に浸透したサービスとなっている。(参照:一般社団法人日本セルフストレージ協会)  そんな米セルフストレージ市場のトップ企業は、Public Storage(パブリック・ストレージ)という会社だ。1980年7月に設立された同社は、自己管理型の不動産投資信託会社で、トランクルームを買収、開発、所有、運営。2015年の売上約24億米ドル、時価総額は、3,140億米ドルである。
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日本国内の主要プレイヤー
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