【地域おこし協力隊の闇】国家資格があっても下働き、謎の“武闘派”職員、40歳で老人扱い

40過ぎが田舎に行くと老人扱い!?

   移住の費用を負担したり、地域おこし協力隊の採用に積極的な地域は過疎地域だ。ただ、場所が過疎地域だけに、人が移住しにくい不便な場所にあったり、これから述べる別の意味の阻害要因も多い。  東北と関東の境目付近にある某地域に赴任したEさんは、そのことを行ってから実感した。  「独身でしたし、独り身なので田舎暮らしに憧れました。でも行ってみたら全く違っていました。田舎では村祭りを中心に動いているんです。つまり青年団の活動に参加しなくては村に溶け込めない。ところが田舎では40過ぎると青年扱いされません。雑用は頼みにくいしまず何か行事があっても青年ではないので声をかけられない。そうやっていつの間にか村で孤立していました」  町に出れば挨拶程度はしてもらえるが、同期で入った20代後半の若者が青年団で働くのに比べ、毎週休日家にいることが多くなった。  「だんだんと疎外されて休みは家から出なくなりました。家にいるだけなら田舎でも引きこもりと同じですよね。せいぜい村の外にあるホームセンターに買い物に行くだけです。これならある程度便利な都会にいたほうがずっと良かったです」  彼が応募した時期にはまだ50代までもしくは年齢不問という募集が多かったが、最近では30歳までに限定された募集がほとんどになった。
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成果を横取りされた後に追い出される
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