また、オーナーの高齢化でコンビニの店舗が閉鎖する例は、各地で見られるが、セイコーマートは現在7割以上が直営店だという。都市部に先んじて本格的な高齢化に直面しながら、地場の物産で同業他社と互角に渡り合うセイコーマート。2013年からは他社スーパーやドラッグストアへのプライベートブランド商品の供給を開始し、さらなる拡大を狙っている。
とはいえ、ここ数年コンビニ業界は再編が続いている。サークルKサンクスとファミリーマートの合併に加え、今年になってセブンイレブンが高知県に初出店を果たした。長年、メディアから定期的に取り上げられるコンビニ戦争。セイコーマートは次にどのような一手を打つのか。今後の動向に注目したい。
<取材・文/伊藤綾>