北海道内コンビニ店舗数No.1!セイコーマートが「とうもろこし」を売り続ける理由
2016.09.24
日本人の生活に欠かせないインフラのひとつなっているコンビニだが、ガラパゴス的な進化の好例として、近年注目を集めているのが、セイコーマート(株式会社セコマ、北海道札幌市中央区)だ。
日本のコンビニエンスストアとしては最古参を誇り、1971年に1号店をオープンして以来その店舗数を増やし続け、道内においてはコンビニの雄と言われるセブンイレブンの店舗数よりも多い。
JCSI(日本版顧客満足度指数)のコンビニエンスストア部門では、セブンイレブンやローソンなどを抑え、2011年から2014年まで4年連続1位。2015年には2位に陥落したものの、今年2016年には再び1位に輝き、地場企業でありながら全国的にもその知名度は高い。現在、道外では茨城県や埼玉県にも店舗を展開している。
セイコーマートは他の大手コンビニに先駆け、1995年にプライベートブランド第1号のアイスクリームを販売。店内調理のお弁当やホットスナックを提供する “ホットシェフ”の前身となる“ホットフード”のサービスを開始した。現在、年間売り上げは“ホットシェフ”だけで、道内のマクドナルドを抜くという。
他にも100円惣菜やワンコインワイン、ベーカリーなど、北海道の豊かな生産力を背景に、プライベートブランド商品を展開。それらは道民にとってなくてはならないものとなっており、道外の観光客に“ご当地グルメ”として取り上げられることもしばしばだ。
国内のコンビニで初の本格的なポイントサービスの導入したのもセイコーマートだが、飽和状態にある国内のコンビニ業界を見据えたそのビジネスモデルは、テレビや経済メディアなどでも取り上げられている。
顧客満足度1位を獲得
プライベートブランドを最初に始めたのもセイコーマートだった
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