写真/時事通信社
2016年8月12日(日本時間)、米競泳男子のマイケル・フェルプス選手が200m個人メドレーで五輪競泳史上初の4連覇を達成。22個目の五輪金メダルを獲得し、五輪金メダル最多記録を更新した。リオ五輪では、フェルプスは400mリレー、男子200mバタフライ、800mリレー、200m個人メドレーで優勝した。
筆者が驚いたのは、30歳を過ぎても金メダルを量産できるフェルプスの衰えない強さだけではない。フェルプスの右肩の紫色の大きな腫れ痕である。これが何であるのか、すぐにわかった。カッピング(吸玉、すいたま)である。驚いた理由は、フェルプスがカッピングをやっていることもあるが、それ以上に、かつてプロレスラーであったアントニオ猪木氏が現役時代にカッピングをやっていたことを思い出し、なつかしさとともにフェルプスとアントニオ猪木氏が繋がったからである。
アントニオ猪木氏が四半世紀前に採用したカッピング療法を、現代の最先端アスリートが採用しているのか?カッピングにより痛みや疲れを取ったのが、フェルプスがリオ五輪で4つも金メダルを獲得した要因であると、本当に言えるのだろうか?