交渉上手なビジネスマンは相手の微表情をつねに察知している

微表情を観て交渉をダイナミックに変える

 次の場合ならどうでしょうか? 買い手:わかりました。一度、持ち帰らせて頂き… ⇒【資料】はコチラ http://hbol.jp/?attachment_id=104475

売り手に対し優越感、勝ち誇った感情を表す微表情

 左の口角に比べて右の口角が高く引き上げられているのがわかります。これは軽蔑の表情です。軽蔑は優越感を示す感情です。この顧問料を聞いて、買い手である彼は「安い!」と思ったからこそ優越感、勝ち誇った感情を感じた可能性が高いと考えられます。もちろんこうした感情を前面に表すわけにはいかないために、この表情も微表情や僅かな表情筋の動きを伴った形で表れてくるでしょう。  軽蔑には、例えば、「しかし、この金額は契約期間が1年以上の長期契約の場合に適応される金額です。」「その他有料オプションをつけて頂く方が望ましく、例えば…」といったように、買い手の懐の余裕具合に合わせる方法が考えられます。
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表情識別能力と情報の非対称性がカギ
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微表情を見抜く技術

無意識の感情の表われ「微表情」を読み取ることで、誰でもコミュニケーションの達人になれる!