ビジネストークで最適な「アイコンタクト」は何秒が適切?

xiangtao / PIXTA(ピクスタ)

聞き手を引き付ける能力は先天的なものだと諦めていませんか?

 ビジネススキルを向上させる分解スキル・反復演習にはじめて参加している人からよく受ける質問に、「話していると、聞き手がだんだんと興味を失っていったり、拒絶したりするようになり、そもそも聞き手を引き付けておくことができません。ビジネススキルを発揮するどころではないのです」という意味のものがある。そして、「聞き手を引き付ける能力があるかどうかは、その人の容姿をはじめとする全体の魅力に左右される部分が大きいので、努力してもどうにもならないのではないでしょうか」という意見をいただくことが多い。  そのような意見をいただいた時に、私は、「いえ、後天的な努力でどうにでもなるのです」とは、決して言わない。その代わり、「誰でも知っているスキルがあって、そのスキルを身に付ければ、聞き手を引き付けることが格段にできるようなるとすれば、そのスキルを身に付けたいと思いませんか?」と問いかける。このように問いかけると、たいてい、「でも、とても長い時間や、大きな苦労をしなければならないのではないのですか?」というリアクションを受ける。  そのリアクションに対して、「実は、それは1分間という、とても短い時間で簡単に身に付けることができ、反復演習によって、体に染み付けることができる、2時間経過後には、ほぼ90%の人が「出来るようになった」と実感するというフィードバックをいただいているプログラムがありますが、参加してみたいと思いませんか?」と問いかける。そして、半信半疑の人も含めて、ほとんどの人が、参加してみたいと言うのだ。
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ビジネスに必要な「アイコンタクト」
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チームを動かすファシリテーションのドリル

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