「ヘイトスピーチ規制法」与党案がおかしいこれだけの理由

Twitterの批判に謎理論で応じた長尾たかし議員

 長尾は、かなり平易な言葉で、「罰則規定はありません」「人権保護法案のようなことはありません」「第三者機関もありません」と、噛んで含ませるように「この法案は『皆さんが』心配するほどのことはない」という旨の説明を続ける。  しかし、「チャンネル桜」の視聴者らは早速、Twitterを始めとするSNSで長尾に対する怒りの声をあげるに至った。「日本人が在日韓国人に対して「出ていけ」と言ったら違法になるというのは、日本人に対する差別だろ! 長尾敬はこの点について答えていない!」とまったく意味不明の批判をTwitterで長尾に浴びせるに至る。  その意味不明の批判に対して長尾は次のように釈明する。 ⇒【長尾たかし議員Twitter】 https://twitter.com/takashinagao/status/717111920453529600  にわかには信じがたいやり取りだ。  批判者は「在日韓国人に『出て行け!』といった日本人が不法行為に問われるのならば、それは日本人に対する差別だ」と言っている。全く理解できない。そして長尾はこの論理的に全く成立していない批判にも丁寧に反論しつつも、「ご指摘のようにはならない」といい、さらには問われてもいないのに「米国軍人に対する排除的発言が対象となります」とまで言っている。  ちなみに、このやり取りの直後の4月5日の早朝、筆者は長尾に対し「在日韓国人を排除する言動は問題とならないが、米軍人への罵詈雑言は法案の対象となるというのか?」という主旨の質問を寄せたが、長尾は言を左右にして明確に回答しなかった。あれから4日経った4月9日現在、いまだに返答はない。
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無理がありすぎる与党案
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ヘイト・スピーチとは何か

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