Amazon設立者ジェフ・ベゾス氏率いるブルー・オリジンが開発した「ニュー・シェパード」ロケット Photo by Blue Origin
米国の宇宙ベンチャー企業「ブルー・オリジン」は4月3日(日本時間)、過去に2回宇宙まで飛行しているロケットを再使用し、3回目の飛行を行うことに成功した。
これまでに開発されたロケットの多くは、打ち上げのたびに機体を使い捨ている。しかし、それではロケットの製造費がすべて、打ち上げコストに含まれてしまうことから、ロケットは自動車や鉄道、航空機と比べ、非常に高価な乗り物となっており、宇宙旅行はおろか、小さな人工衛星をひとつ宇宙に打ち上げるだけでも、多くのお金と労力が必要となっている。
しかし近年、コストの大幅な低減を目指し、ロケットをまるで旅客機のように繰り返し飛ばせるようにする「再使用ロケット」の開発が、いくつかの企業で活発に行われている。その中でも、ブルー・オリジンは世界のトップをひた走っており、数年以内にも宇宙旅行ビジネスを始めたいと表明している。
【ニュー・シェパードの打ち上げから着陸までの動画 Photo by Blue Origin】⇒【動画】はコチラ https://hbol.jp/90146