開業直前!日本最大の高速バスターミナル「バスタ新宿」を完全解剖!その8つの特徴とは
2016.03.31
<取材・文・写真/都市商業研究所> 【都市商業研究所】 若手研究者で作る「商業」と「まちづくり」の研究団体。Webサイト「都商研ニュース」では、研究員の独自取材や各社のプレスリリースなどを基に、商業とまちづくりに興味がある人に対して「都市」と「商業」の動きを分かりやすく解説している。Twitterアカウントは「@toshouken」 ※都商研ニュースでは、今回の記事のほかにも下記のような記事を掲載中 ・多賀城駅前に市立”ツタヤ図書館”-真価問われるツタヤ図書館事業 ・ダイシン百貨店、5月上旬閉店-ドンキが買収で ・サンストリート亀戸、3月31日閉館-アイドルイベントの聖地 ・新宿駅新南口「ミライナタワー」「ニュウマン」3月25日開業-全館オープンは4月15日バスタ新宿の開業に伴うダイヤ改正で忘れてはならないのが、高速バスの新東名高速道路豊田東JCT~浜松いなさJCT経由移行による所要時間の短縮だ。 2月13日に開通したこの区間では、並行する東名高速道路の最高速度が60kmに規制されている場所があり、1つのボトルネックとなっていた。そこで、東名間をノンストップで走るバスの多くが、バスタ新宿開業のダイヤ改正に合わせて運行経路を東名高速道路経由から新東名高速道路経由へと変更することになっている。 ダイヤ上における高速バスの短縮所要時間は10分ほどであり、中には以前と殆どダイヤが変わらない路線も多いが、新東名高速道路開通前まで頻繁に起きていた渋滞による遅延が激減すると予想されており、定時性が大幅に増すこととなる。 なお、「東名ライナー」など途中に停車するバス停がある高速バスの多くは従来どおり東名高速道路経由のままとなるが、もちろんこちらの定時性も大きく向上するであろう。東名間の所要時間短縮も!?
20年近くの時間を費やし、難産の末に多くの期待を背負って開業する「バスタ新宿」。 この「バスタ新宿」と「JR新宿ミライナタワー」の開業によって新宿駅南口整備事業は終了するものの、これで新宿駅の大型改造工事が終わる訳ではない。 新宿駅では、JR東日本が東京オリンピックが開催される2020年ごろの完成を目指して西口(小田急前)から東口(ルミエエスト前)を結ぶ新たな東西自由通路の建設を計画しているほか、1964年に建設され老朽化が進んでいる東口の駅ビル「ルミネエスト」(旧マイシティ)の建て替え計画も進行中だ。 まだまだ生まれ変わり続ける新宿駅からは、今後も目が離せそうにない。 参考:国土交通省関東地方整備局、JR東日本プレスリリースまだまだ終わらぬ新宿駅大改造
ハッシュタグ