大臣から国会議員、知事、地方議員まで…コロナ禍で国民に忘年会自粛を呼びかけつつも、会食しまくっていた人々

西尾市の自民党議員団はコンパニオン忘年会

 愛知県西尾市の自民党会派「市民クラブ」に所属する市議14人が、12月18日に市議の経営する旅館で12月議会の打ち上げと称し、女性コンパニオン3人を呼んで大々的に宴会をしていました。  「市民クラブ」の小林敏秋会長は「日頃から10人くらいで昼飯を食べに行っているのだから『議員だから飲んじゃいかん』とかはない」と言い訳をしていましたが、最終的に謝罪をすることになりました。宴会には中村健市長、愛知12区を地盤とする自民党の青山周平衆議院議員も挨拶に来たといい、どいつもこいつも宴会をすることには何の疑いも持っていなかったということになります。西尾市議選は6月13日告示、6月20日投開票で行われる予定となっていて、市民の皆さんがしっかり覚えておくことが必要です。

逢沢一郎先生の開閉式フェイスシールド

 宴会や会食を平然と行う議員。彼らがコロナ対策についてどの程度の認識なのかは、岡山1区の逢沢一郎先生を見ればよくわかります。  「新しいフェイスシールドだ」と言って、口の部分がパカパカ開閉するフェイスシールドを見せつけてきました。  食べる時にはオープンし、もぐもぐの時、談笑の時には閉じておく。スーパーコンピューターの富岳によるシミュレーションでは、フェイスシールドはほとんど飛沫の拡散を防ぐことができないという結果に終わったはずですが、左手で簡単に開閉できるとドヤ顔です。逢沢一郎先生がどれだけTwitterで宣伝しても、実際、これをつけてメシを食う奴なんていないので、とっとと家族以外の会食は避けるように呼び掛けた方がいいです。
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自民党議員だけじゃない! 呆れた議員たち
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