大臣から国会議員、知事、地方議員まで…コロナ禍で国民に忘年会自粛を呼びかけつつも、会食しまくっていた人々

同僚の死を報告するツイートでニコニコ笑顔写真を見せる立憲民主党議員

柚木義道議員のFacebook投稿

柚木義道議員のFacebook投稿

 ここまで自民党系議員の不祥事ニュースがてんこ盛りでしたが、だからと言って、野党がおかしなことをしていないわけではありません。  どういう神経なのか恐ろし過ぎて震えるのが、立憲民主党の柚木道義さんです。先日、不幸にも即日PCR検査を受けられなかったばっかりに、立憲民主党の参議院議員・羽田雄一郎さんが亡くなり、多くの同僚議員が心を傷めていたのですが、同じく立憲民主党の柚木義道さんはFacebook「羽田参議院議員のコロナによる急逝は本当にショックで、いまだに信じられません」と書きながら、主婦の皆さんと楽しそうに会食している様子をパチリ。  マスクをしているとはいえ、若者たちと密を作り、みんなで集合写真を撮って、本人はピースサインまでしています。「イェーイ!」みたいな感じで写真を撮っておきながら、「心よりご冥福をお祈りします」って、どの口で言っているんでしょうか。若者の中にはマスクをしていない人もいるし、同僚が新型コロナウイルスが原因で亡くなっているというのに、何とも思っていないということでしょうか。自民党議員の宴会好きにも困ったものですが、立憲民主党の柚木議員のこの行状は、怖すぎて震えます。

群馬県千代田町の町長ら15人、スナックで宴会

 群馬県千代田町では、高橋純一町長(無所属)が町内の福祉事業所の代表ら14人と一緒に、埼玉県羽生市のスナックに行って、4時間以上の大盛り上がりを見せていたと朝日新聞が報じました。  この宴会が行われたのは12月19日の午後6時半から11時頃まで。参加したのは、高橋純一町長のほか、住民福祉課長や係長など町役場の4人と、障害者福祉施設の理事長ら施設側の11人だそうです。スナックでは酒を飲みつつ、カラオケも歌っていたということで、当時は他のお客さんもいたということで、30人ほどで満席になるお店に20人以上はいたといいます。そもそも障害者福祉施設なんて、誰よりもクラスターが発生しなければならない場所だろうに、町長と一緒にスナックで遊んでいる場合ではありません。  ちなみに、このスナックで過ごした4時間について、高橋純一町長は「酒を飲んで騒ぐ忘年会はまずいが、あれは食事会だ」と説明したそうです。スナックで焼酎の水割りを飲みながらカラオケを歌ったら、それを「食事会」と呼ぶのは無理だと思うんですが、高橋町長が言うには「食事会だ」だそうです。  なお、群馬県ではちょうどこの日に、独自のガイドラインによる警戒度を「最高レベル」に引き上げたそうなのですが、町長は数日後に知ったのだそうです。町長のくせに情弱。どこまでも酷いのですが、千代田町は2020年3月に町長選が行われ、無投票当選が決まったばかりということで、2024年までは町長を続けるようです。
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今、議員が何をしているかきっちり見ておこう
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