「統一教会」のダブスタについて、教団と近い政治家や論客の見解を聞いてみた<政界宗教汚染〜安倍政権と問題教団の歪な共存関係・第26回>

教団関連団体や繋がりが深い保守系政治家や論客の見解は

 教団のダブルスタンダードのキーマンがYSPの松田幸士世界会長だ。というのも松田会長は2017年11月3日に勝共UNITEが開催した憲法改正イベントの実行委員長を務めていたからだ。    1月10日、世界平和青年学生連合と勝共UNITE(及び国際勝共連合)に双方の教団内組織としてのギャップを、そしてこれまで勝共UNITEや世界平和青年学生連合のイベントで講演した以下の保守系の政治家や論客に見解を尋ねた。 ●原田義昭衆議院議員(自民党、前環境大臣):勝共UNITEの福岡支部であるUNITE FUKUOKAが福岡市男女共同参画センター・アミカスで開いた『UNITE学生フォーラム』で基調講演 ●長尾敬衆議院議員(自民党)、谷川とむ衆議院議員(自民党):勝共UNITEの関西支部UNITE KANSAIが大阪市淀川区民会館で開いた学習会に参加し2世信者を激励 ●菅原一秀衆議院議員(自民党、前経産大臣)、吉木誉絵氏(著作家、古事記アーティスト、神職)、織田邦男氏(評論家、国家戦略研究所所長、航空自衛隊元空将):東京、永田町・星陵会館で勝共UNITEが開いた改憲集会『改憲2020実現東京大会』(松田幸士実行委員長)のゲストスピーカーとして講演、信者を激励(菅原) ●西川京子氏(九州国際大学学長、元自民党衆議院議員):福岡県の福岡市民会館小ホールで勝共UNITEが開いた『改憲2020実現福岡大会』で基調講演 ●神田憲次衆議院議員(自民党):幕張メッセでYSP-JAPANが共催し教団が後援した『提言 JAPAN 2050 ユース・フェスティバル』(松田幸士実行委員長)に来賓出席、審査員を務める/愛知県武道館で世界平和青年学生連合が主催した『神日本家庭連合 第3地区 HJ未来フェス [未来を動かすチカラ]』で来賓挨拶 ●石平氏(評論家):東京、永田町・星陵会館で勝共UNITEが開いた改憲集会『改憲2020実現東京大会2018』のメインスピーカーとして講演

慌てて「謝罪撤回」に奔走する世界平和青年学生連合HP

 教団サイドで反応があったのは世界平和青年学生連合のみ。  1月14日に「12月31日と1月2日に行った行事の報告は、当団体のホームページに掲載いたしました。それをもって回答とさせていただきます」との回答FAXが届いた。  質問要旨の「訪韓大学生と勝共UNITEメンバーの重複」「『安倍政権支持』を掲げる勝共UNITEへの見解」「ダブルスタンダードでは?」等への言及はなく、“行事の報告”という活動レポート「日韓青年学生平和プロジェクト」にも、“謝罪”や”謝罪要求”に関する内容は一切掲載されていない。  ただ、筆者が質問書で各韓国メディアの報道内容を知らせたためかYSPは1月13日、先手を打ってHPに「活動についてのお詫び」を掲載した。  主張内容の要点は以下。 「韓国の報道を通して、一方的にことさらに『謝罪をした」という印象が伝わっていることに、困惑」「日本人が謝罪をしに行ったような誤解を与えてしまったことに対しては、心よりお詫び」「今回の一連のプロジェクトは謝罪する企画ではなかった」 ・ナヌムの家を訪れての謝罪について 「謝罪は行っていません」 ・韓国人被爆者への謝罪について 「組織的に青年に謝罪させたものではありません。従って日本を代表して謝罪したわけではありません」 ・日本の過去や安倍政権に謝罪要求をしたという情報について 「一部のブログなどでは、私たちが活動の中で安倍政権や日本に過去の歴史への謝罪を要求したかのように書かれていますが、そのような事実は一切ありません」 ・慰安婦像への礼とハグについて 「予定にはなかったこと」「日本社会に誤解を与えかねない問題行動」  日本政府・安倍政権への謝罪要求は「一部のブログなど」ではなく、韓国の一般メディアが報じている
次のページ 
期限までに回答を送ってきたのは一部の著名人だけ
1
2
3
4
5
PC_middleRec_left
PC_middleRec_right
関連記事
PC_fotterRec_left
PC_foterRec_right