雨天時の広場2017/10/28撮影 牧田寛
この日は朝から本降りで、一見お客は少なそうですが・・・
さて雨天時の出し物はどうでしょうか。
雨天時は、中央広場での出し物はほとんど無くなります。万国旗すらありません。いったい何処へ行ってしまったのでしょうか。
答えは
ピロティでした。晴天時、ピロティには休憩所を設けてありますが、雨天時には、屋台等がピロティの中に移ります。
ピロティにぎっしり2017/10/28撮影 牧田寛
屋台などすべてがピロティの中で万国旗も天井下にありました。
そしてミニレールは、
検修車庫内に移ります。
雨天時のミニ列車2017/10/28撮影 牧田寛
この日は、蒸気機関車とDF50ディーゼル機関車でしたが、軌道が検修車庫内に工夫して敷かれていました
軌道自転車体験乗車は、屋内に移せませんが、雨合羽を貸し出して雨の中でもやっていました。
雨にも負けず2017/10/28撮影 牧田寛
軌道自転車乗車体験は、雨でもやっていました。テントには貸し出しようと思われる雨合羽が吊ってありました。
保線区は、荒天時にこそ大活躍するので、雨程度には負けません
休憩場所はどうなったかというと、仕業留置線にアンパンマン列車が留置され、休憩所として公開されました。これは鉄道会社イベントの強みです。座り心地の良い椅子はいくらでもやってきます。
休憩所として公開中のアンパンマン列車(左)2017/10/28撮影 牧田寛
ピロティにイベントが集まったので、休憩所としてアンパンマン列車を公開しました。
転車台は、2015年に塗装を修繕したらしく、アンパンマンキャラクターが消えていました。
シャトル列車2017/10/28撮影 牧田寛
右から2番目のJR四国2000系が、この年のシャトル列車でした
つかれちゃった2010/10/16撮影 牧田寛
イベントが終わり、疲れた様子の怪しい着ぐるみ。
手作りに見えて仕方ありません。
近年は、スマイルえきちゃんとれっちゃくんがやってきます
14:45分頃に最終のシャトル列車が高知駅に向けて発車すると会場内のお客さんも閑散としてきます。15時の閉会時間になってもお客がいる鉄道用品販売を除き、お客は潮が引くようにいなくなります。
職員さん達はリラックスして、しばしの休憩の後に後片付けをはじめます。おそらく何日もかけて準備をし、当日は、早朝から出てきて昼食を取る間もなかったと思われます。
イベントが終わりホッと一息の職員一団2014/10/18撮影 牧田寛
15時過ぎですが皆さん、うどんの屋台でやっと昼食にありつけたようです。この数分後、人数は倍以上に膨らんでいました。
閉会時間から15分もたつと鉄道用品販売に群がっていたお客もいなくなり、一休みを終えた職員さん達は、台車やトラック、フォークリフトを使ってあっと言う間に片付けて行きました。
<動画>片付け中の鉄道用品販売/2014/10/18撮影 牧田寛
この鉄道会社の一般公開イベントですが、JRだけでなく
5月の土佐電鉄(現とさでん交通)の桟橋車庫公開を含め、
事前予約不要のものが多くあり、ふらりと立ち寄ることができます。
中では、幼児から大人まで楽しめる出し物がいろいろと工夫されていますので、
単純な家族サービスでの出かけ先としても魅力満点ですし、勿論、
鉄道ファンにとっても魅力満点です。
この手のイベントは、
鉄道の日に協賛して10月、11月に開催されることが多いのですが、
5月連休などに開催する事業者もあります。日本全国あちこちでやっていますので、参加されてはいかがでしょうか。
昨年ご紹介した
多度津工場、
宇和島運転区に引き続き、今年は松山運転所、高知運転所の一般公開についてご紹介しました。今年は、西条の
鉄道歴史パーク in SAIJO でも11月23日にイベントが行われ、取材してきましたので、近日中にご紹介する予定です。
そこには、どうしてもどうしても新幹線が欲しいJR四国と愛媛県の思いが詰まっていました。
◆コロラド博士の「私はこの分野は専門外なのですが」JR四国高知運転所一般公開編4
<取材・文・撮影/牧田寛>