鉄道系施設一般公開の目玉「鉄道用品販売」。JR四国高知運転所では何が売られていた?<コロラド博士の「鉄分補給」>
前々回、前回と、高知運転所が移転した経緯、一般公開での屋外展示をお伝えしてきました。今回は、知る人ぞ知る、高知運転所一般公開での鉄道用品販売・オークションについてご紹介します。なお鉄道用品販売は、その年によって内容が大きく変化します。また雨天時には、会場設営の都合のために大幅に縮小されてしまいます。
運転所や工場の一般公開では、鉄道用品販売が大きな目玉で、その定番は、鉄道時計、鞄、スタフ、サボなどとちょっとした小物です。実は2008年頃まで高知運転所一般公開でも鉄道用品販売はそれほど他と変わることはありませんでした。
販売物も時計や鞄は本社から値段設定の指示がなされているとのことで、どこの運転所や工場の一般公開でも同じでした。
ところが、2010年10月の鉄道の日一般公開イベントで参加した高知運転所での鉄道用品販売は、大きく様変わりして妙な活気のあるものとなりました。
では、前回の最後の写真に続く2014年鉄道用品販売を写真で見て行きましょう。
後にご紹介しますが、2010年(09年からの可能性もあり)に様変わりした鉄道用品販売は、鉄道廃品店では扱ってないものだらけのために相場が見定めずに二の足を踏む価格のものが多かったのですが、2014年にもなると、価格設定もこなれてきて、お客さんが気軽に手を出せる値段になっていました。オークションも開始価格と出品物が妥当になってきていました。
前回最後の写真では、13時からオークションが始まりました。職員さんもノリッノリです。このときは、列車愛称板、列車種別板、座席種別板、車両形式板ほか、連結部の渡り板など皆さんどんどん入札して行くために値段もついて行き、筆者は指をくわえてみているほかありませんでした。
出所がはっきりしているためにレプリカ(模造品)を黙って掴ませられることはありません。レプリカ出品の場合は、きちんとこれはレプリですと言ってくれます。
相場は、この2014年の販売会が基準と考えて良いと思いますが、夕方になると半額になることがあります。このあたりはスーパーの食品売り場と同じです。
2010年頃以降、大きく変わった高知運転所の鉄道用品販売
2014年鉄道用品販売
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