射精はオーガズムではない?「男らしさ」を超えた本当のオーガズムの先にあるもの
一元化している「セックス」の定義
昨今、日本における性教育の貧しさが問題視されている中で、特筆すべきものの中にアダルトコンテンツの教科書化がある。性教育の中でセックス について触れられることがない故にアダルトコンテンツからそのノウハウを学ぶ、と言うことだ。
しかし、アダルトビデオ、エロ漫画、アニメの中で様々なセックス が描写されているが、その多くは前戯、挿入、射精、という形式化された順序を経ているものばかりだ。これをここではセックス の一元化と定義づけしたい。
セックス自体が生殖を目的としているのであれば、射精で終わることは誠に合理的だ。しかし、人と多くの動物の違いは、生殖以外にも性を快楽として楽しむ「文化」を持つことであり、さするとセックスは人間同士が行う最も濃密なコミュニケーションと捉えることができるだろう。
つまり、セックスの形に正解は無く、お互いに気持ちよく、多幸感に包まれることができれば、その順序手立ては自由であり、前戯、挿入、射精と言う順序にこだわる必要はないのである。
男性のオーガズム=射精という誤解
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