フェイスブック社の新方針はネット世論操作を利する!? 考え得る最悪のシナリオ

FB社は民主主義国が絶滅した世界を視野に入れている!?

 すでに書いたように世界の趨勢は民主主義ではなくなっており、今後もその傾向は変わらない可能性が高い。そしてその中心になっているのは、アジア、ラテンアメリカ、アフリカであり、今後の世界市場の中心となる地域だ(参照:『極論主義とネット世論操作が選挙のたびに民主主義を壊す。このままでは5年以内に世界の民主主義は危機を迎える』、『フェイクニュースとネット世論操作はいかに社会を悪化させるか。中南米の選挙に関する報告書の恐ろしさ』、『急成長するアフリカの覇権を巡り、しのぎを削る中露。経済支援・ネット世論操作でも』)   世界をリードする企業として取り得る選択肢はおそらく2つだ。変化に抵抗し社会的使命を持って民主主義の擁護に回るか、変化を受け入れ民主主義ではない世界に適応するか。  FB社がどちらを選んだかは、ザッカーバーグの示した構想で明らかなのではないだろうか。 ◆シリーズ連載「ネット世論操作と民主主義」 <取材・文/一田和樹 photo by Anthony Quintano via flickr (CC BY 2.0)> いちだかずき●IT企業経営者を経て、綿密な調査とITの知識をベースに、現実に起こりうるサイバー空間での情報戦を描く小説やノンフィクションの執筆活動を行う作家に。近著『フェイクニュース 新しい戦略的戦争兵器 日本でも見られるネット世論操作はすでに「産業化」している――』(角川新書)では、いまや「ハイブリッド戦」という新しい戦争の主武器にもなり得るフェイクニュースの実態を綿密な調査を元に明らかにしている
いちだかずき●IT企業経営者を経て、綿密な調査とITの知識をベースに、現実に起こりうるサイバー空間での情報戦を描く小説やノンフィクションの執筆活動を行う作家に。近著『フェイクニュース 新しい戦略的戦争兵器 日本でも見られるネット世論操作はすでに「産業化」している――』(角川新書)では、いまや「ハイブリッド戦」という新しい戦争の主武器にもなり得るフェイクニュースの実態を綿密な調査を元に明らかにしている
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