元日経新聞記者が指南。ネット株の信用取引で、大損をせず着実に利益を出していく方法とは!?

「石橋攻略」は、欲張らずに損失を避けようとするあなたに最適な手法

 3人のあなたのうち誰が得をし、誰が損をするか、今の時点ではまったくわかりません。将来のことは誰にもわかりません。市場の世界は一寸先が闇です。不透明感が大きいだけに強気の人、弱気の人、様子見の人などの思惑が錯綜しながら、株価が形成されていきます。  さて、もし近い将来株価が下がれば、1番目と2番目のあなたの選択は正解だったということになります。特に2番目のあなたは空売りを仕掛けており儲けは最大になります。一方、3番目のあなたは大損をします。  逆に株価が上昇を続ければ、3番目のあなたは大儲けできますが、2番目のあなたは大損をします。1番目のあなたは、持ち続ければさらに得られた利益は得られませんが、計画通りの利益はすでに得られているので満足です。「石橋攻略」は1番目のあなたのような、欲張らずできるだけ損失を避けようとする人に最適な手法なのです。 ◆石橋叩きのネット株投資術 第14回 <文/三橋規宏> みつはしただひろ●1940年生まれ。1964年慶応義塾大学経済学部卒、日本経済新聞社入社。ロンドン支局長、日経ビジネス編集長、科学技術部長、論説副主幹、千葉商科大学教授、同大学名誉教授、環境を考える経済人の会21事務局長等を歴任。主著は『新・日本経済入門』(日本経済新聞出版社)、『ゼミナール日本経済入門』(同)、『環境経済入門』(日経文庫)、『環境再生と日本経済』(岩波新書)、『サッチャリズム』(中央公論社)、『サステナビリティ経営』(講談社)など。
経済ジャーナリスト。1964年、日本経済新聞社入社。ロンドン支局長、日経ビジネス編集長、論説副主幹などを経て、千葉商科大学政策情報学部教授。2010年から名誉教授。専門は日本経済論、環境経済学。編著書に『新・日本経済入門』(編著、日本経済新聞出版社)『環境が大学を元気にする』(海象社)など多数。『石橋をたたいて渡るネット株投資術』(海象社)を8月9日に上梓。
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