沖縄県知事選で、自公推薦の佐喜眞氏陣営が公然と行う“二枚舌選挙”。創価学会員も大量動員

公明党議員・創価学会員が大量動員され、佐喜眞氏の応援で沖縄入り

山口代表

総決起大会で、佐喜真淳候補への全面支援を表明した山口那津男・公明党代表(右)

 同じく佐喜眞氏の応援演説をした、斉藤鉄夫・公明党選対委員長(衆院議員)も直撃した。 ――斉藤先生、辺野古の「へ」の字にも触れない選挙をなぜやっているのですか。辺野古にはなぜ触れないのですか。 斉藤氏:いや、いや。基地問題は、イデオロギーに支配されている。私は広島ですから、共産党に支配された運動は必ず反平和になっていきますから。 ――公明党の沖縄県本部は辺野古新基地建設反対じゃないですか。(中央の公明党と)捩れているのではないですか。 斉藤氏:「基地問題を全体で考えないといけない」ということです。  さらに質問を続けようとした瞬間、ここでも選対職員が割り込んで来て質疑応答は一方的に打ち切られた。  公明党の力の入れようは半端ではなかった。9月10日の宜野湾での決起大会には山口那津男・公明党代表も出席し、挨拶していた。 「すでに公明党議員や創価学会員が次々と沖縄に入り、レンタカーやタクシーなどで個別訪問をしていると聞いています。『5000人動員計画(延べ人数)』というかけ声が出るほどの総動員のようです」(県政ウォッチャー)  沖縄県知事選――。翁長前知事の遺志を引き継ぐ玉城候補が勝利するのか、それとも自公支援の佐喜眞候補が知事ポストを射止めるのか、今後も注目される。 <取材・文・撮影/横田一> ジャーナリスト。小泉純一郎元首相の「原発ゼロ」に関する発言をまとめた『黙って寝てはいられない』(小泉純一郎/談、吉原毅/編)に編集協力。その他『検証・小池都政』(緑風出版)など著書多数
ジャーナリスト。8月7日に新刊『仮面 虚飾の女帝・小池百合子』(扶桑社)を刊行。他に、小泉純一郎元首相の「原発ゼロ」に関する発言をまとめた『黙って寝てはいられない』(小泉純一郎/談、吉原毅/編)の編集協力、『検証・小池都政』(緑風出版)など著書多数
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