沖縄県知事選で、自公推薦の佐喜眞氏陣営が公然と行う“二枚舌選挙”。創価学会員も大量動員

西田健次郎・自民党沖縄県連会長は“二枚舌選挙”と言われても「構わん、構わん」

総決起大会

9月14日には、建設業界向けの会合も開かれた。名護市長選と同じく、基地建設には触れずに公共事業バラマキによる選挙戦を進めている

 西田健次郎・元自民党沖縄県連会長(國場幸之助衆院議員の義父)はこう話す。 「昨日(10日)、宜野湾での決起大会に出ていた北側一雄・公明党副代表(衆院議員)と創価学会の佐藤副会長が一緒に回っていました。『選挙は戦争だから、勝たないと意味がない』と言いながら、自民党以上にものすごい勢いで動いています。自民党も見習わないといけない」  また、自公の選挙協力での“食い違い”についても聞いてみると、西田氏はまったく気にしていなかった。 ――公明党の沖縄県本部は辺野古新基地反対ですよね。 西田氏:裁判に任せておけばいい。関係ない。 ――名護市議選(9月9日投開票)でも、公明党は「辺野古新基地建設反対」と言って2人当選しました。“二枚舌選挙”と言われても仕方がないのではないでしょうか。 西田氏:構わん、構わん。  告示日に佐喜眞氏の応援演説をした公明党議員にも、この“二枚舌選挙”について聞いてみた。公明党沖縄県本部代表の金城勉県議の演説後に直撃すると「あなたの取材は受けない!」と拒否した。  別の新聞記者に対しては選挙事務所内に招き入れて話をしようとしていたので、脇で聞こうとしたが、金城氏から選対職員に指示が飛んでその場から追い出された。
次のページ
創価学会員大量動員、沖縄入り
1
2
3
4
バナー 日本を壊した安倍政権
新着記事

ハーバービジネスオンライン編集部からのお知らせ

政治・経済

コロナ禍でむしろ沁みる「全員悪人」の祭典。映画『ジェントルメン』の魅力

カルチャー・スポーツ

頻発する「検索汚染」とキーワードによる検索の限界

社会

ロンドン再封鎖16週目。最終回・英国社会は「新たな段階」に。<入江敦彦の『足止め喰らい日記』嫌々乍らReturns>

国際

仮想通貨は“仮想”な存在なのか? 拡大する現実世界への影響

政治・経済

漫画『進撃の巨人』で政治のエッセンスを。 良質なエンターテイメントは「政治離れ」の処方箋

カルチャー・スポーツ

上司の「応援」なんて部下には響かない!? 今すぐ職場に導入するべきモチベーションアップの方法

社会

64bitへのWindowsの流れ。そして、32bit版Windowsの終焉

社会

再び訪れる「就職氷河期」。縁故優遇政権を終わらせるのは今

政治・経済

微表情研究の世界的権威に聞いた、AI表情分析技術の展望

社会

PDFの生みの親、チャールズ・ゲシキ氏死去。その技術と歴史を振り返る

社会

新年度で登場した「どうしてもソリが合わない同僚」と付き合う方法

社会

マンガでわかる「ウイルスの変異」ってなに?

社会

アンソニー・ホプキンスのオスカー受賞は「番狂わせ」なんかじゃない! 映画『ファーザー』のここが凄い

カルチャー・スポーツ

ネットで話題の「陰謀論チャート」を徹底解説&日本語訳してみた

社会

ロンドン再封鎖15週目。肥満やペットに現れ出したニューノーマル社会の歪み<入江敦彦の『足止め喰らい日記』嫌々乍らReturns>

社会

「ケーキの出前」に「高級ブランドのサブスク」も――コロナ禍のなか「進化」する百貨店

政治・経済

「高度外国人材」という言葉に潜む欺瞞と、日本が搾取し依存する圧倒的多数の外国人労働者の実像とは?

社会