南アランド、トルコリラ…[高スワップ通貨]で資産倍増術
ほったらかしでもどんどんと資産が増える「夢のスワップ生活」は、新興国通貨が叩き売られた今こそ空前の好機なのか? 現役トレーダーに見通しを聞いた!
何もしなくても定期収入が入ってくる夢の金利生活。高スワップ通貨の「三銃士」といえば、トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソの3通貨だが、底値と信じて買い向かった投資家はこれまで何度も裏切られ続けてきた。しかし、今度こそ、待ちに待った真の買い場がやってきたかもしれない。特にリラは’18年に入って史上最安値圏を更新し、いよいよ下げ止まりの兆候が見えているという。
市場金利の基準となる政策金利は日本が0.1%であるのに対し、南アフリカは6.5%、メキシコは7.5%、トルコに至っては8%。しかも、レバレッジをかけて投資ができるので、実質的に政策金利を上回るスワップポイントを得ることも可能だ。
例えば、くりっく365で1万トルコリラを保有すると、約26万円の購入資金に対してレバレッジ1倍でも1か月あたりのスワップポイントは2975円(’18年4月実績)、1年間保有すれば、スワップポイントは3万5700円に達する計算になるので利回りは13%を超える。レバレッジをかければ、さらに高利回りとなる。
やはり高スワップ生活には抗いがたい魅力が存在する。FXで8億円もの利益を上げた「4億円脱税マダム」として知られるカリスマ主婦トレーダー池辺雪子氏はそのメリットをこう解説する。
「トルコリラのスワップ狙いポジションは約2年半前に40円ほどでロングしましたが、スワップ収入と為替評価損がトントンです。4割近く下落したにもかかわらず、あと1〜2か月でプラスになりそうなほど、高いスワップは心強い存在。資源国で、長期的な魅力が大きい南アランドも保有していて、私はすでに為替差損の3倍のスワップ収入を得ていますが、底値圏だった6円からは、かなり上昇してしまっていますので、今から投資するならやっぱりリラが魅力的です」
新興国通貨三銃士の行方
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