<現役愛人が説く経済学26>LINEで「愛してる」と言う男の50%は、カネを出し渋る「モンスター顧客」

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「愛してる」で安く済ませようとするセコい男は愛人を持つ資格はない

 皆さまこんにちは。東條才子と申します。  金融機関で働きつつ、常時4~5人の男性と「愛人」関係を結んでおります。  前回は「長くてウザい「おっさんLINE」は、愛人契約につながる宝の山」と題しまして、長文LINEから男性のニーズを汲み取る成功例をお伝えいたしました。今回は逆に、LINE営業における失敗例について考えてみましょう。  昨今、愛人とのコミュニケーションはLINEが8割です。  残り2割は携帯キャリアのメールか、Gmailなどの私用メールですが、あまり見かけません。若い女性とコミュニケーションを取りたい層は、当然のように若者の利用ツールに馴染むのでしょう。  一般的にLINEの利用率が低いといわれる高齢男性(60代以上)でも、当たり前のようにお使いになっています。  LINEは、愛人営業において非常に便利です。既読か未読かすぐに判別され、リアルタイムでチャットのようにおしゃべりすることも可能。考えて長文を打つというよりは、どちらかというと反射的なコミュニケーションになります。  トークルームには会話の履歴が目に見えて残りますから、顧客とのやり取りもすぐに思い出せます。すべてにおいて、メールよりも迅速なコミュニケーションが可能になるんですね。  したがって、LINEを交換した顧客への営業には、それ以外の男性よりもスピード感が出てまいります。  ところが、このスピード感あるやり取りには、マイナス面もございます。それは、LINEだけで「仲が深まった」と勘違いしてしまうことです。  以前、ある顧客(Aさん、50代)への営業を行った際のこと。初回の営業で私をうまく気に入ってくださったAさんとは、すぐにLINEのラリーが始まりました。 「おはよう」からスタートし、「今日は~~で仕事だよ」「頑張ってね」から「おやすみ」まで、彼の1日に私とのやり取りが完全に組み込まれたわけです。
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LINEに熱心な男性との成約率は60~70%
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