ルーマニアで起きた汚職政治家救済法案に反対する大規模デモ、子供の参加者も多数

法案撤回を達成しても政治の腐敗は消えない

 連日の大規模デモの後、動きがあったのが4日。  グリンデアーヌ首相が、ルーマニアを分裂させたくないとし、問題となっていた法令を撤回すると発表しました。つまり、デモの声が届いたわけです。さすがにこの時ばかりは、デモが歓喜の声に変わる瞬間となりました。  しかし、ルーマニア国民の不満は法令撤回ぐらいでは収まりません。法令撤回宣言の翌日の5日、再びデモが起こりました。その規模は以前に比べてまったく引けをとらないものでした。  国民が不満なのは、腐敗した政治。法令を撤回しようが、政治家が変わらないと、何も変わらない。ルーマニア国民の心が安らぐ日はまだまだ先のようです。 <文・岡本泰輔> 【岡本泰輔】 マルチリンガル国際評論家、Lingo Style S.R.L.代表取締役、個人投資家。米国南カリフォルニア大学(USC)経済/数学学部卒業。ドイツ語を短期間で習得後、ドイツ大手ソフトウェア会社であるDATEVに入社。副CEOのアシスタント業務などを通じ、毎日、トップ営業としての努力など、経営者としての働き方を学ぶ。その後、アーンスト&ヤングにてファイナンシャルデューデリジェンス、M&A、企業価値評価等の業務に従事。日系企業のドイツ企業買収に主に関わる。短期間でルーマニア語を習得し、独立。語学コーチング、ルーマニアビジネスコンサルティング、海外向けブランディング、財務、デジタルマーケティング、ITアドバイスなど多方面で活動中。
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