岩屋議員は「検討を開始してから15年。法案を国会に提出してから5年。一度、衆議院の解散で廃案となり、再提出してから4度の国会で継続審議とされてきた法案です」とメッセージの端緒を切っている。
まず注目すべきは、法案が提出されてからこれまでの期間である。カジノ法案が唐突で出されたという印象を持っている人が少なくないが、その点に関しては、そもそも2020年東京オリンピック・パラリンピック以前の開業を目指していたこともあり(現時点では五輪前の開業は不可能)、随分前に提出されている。また今国会で急いで可決する必要があるのかという論調に対しても、「4度の国会で継続審議」されてきたと反論している。
併せて岩屋議員は、今国会で議論されているのはあくまで「推進法」であり、可決されたからといって、すぐさまカジノが建設される訳ではないと釘をさしている。