たこ焼き・串かつが世界に羽ばたく!? 和のファストフードのIPO企業

「串カツ田中」は「串カツを日本を代表とする食文化として世界中に広めていく」という目標を掲げているものの、現時点で海外事業展開は無く、全国に「串カツ田中」を広めていく段階にある。  一方、「ホットランド」に関しては、日本の食文化を世界に発信する動きが見られる。「ホットランド」は、創業時に掲げた世界に「和のファーストフード」を展開することを目指し、2004年12 月の香港での海外第 1 号店オープン をはじめとし、台湾、タイ、韓国、中国、マレーシアのアジア各地域及び米国でエリアを拡大させてきた。2016年6月末時点、海外事業店舗が61ある。各国の店舗数は、香港20、台湾8、韓国5、タイ22、中国2、米国1、マレーシア2、カンボジア1である。(参照:2016年12月期 第2四半期決算説明会) 「ホットランド」は中東進出にも積極的だ。日本の魅力ある商品・サービスの海外需要開拓に関連する支援・促進を目指して2013年11月に設立された官民ファンド「クールジャパン機構」と、アラブ首長国連邦のCipher Investment L.L.C.(シファー)とタッグを組んで提供しているプラットフォーム、Cipher Nippon(シファーニッポン)とサウジアラビア、アラブ首長国連邦、バーレーン、オマーン、カタール、クウェートで構成する湾岸協力理事会国(GCC)諸国で、ブランドを展開する、マスターフランチャイズ契約を締結したのだ。  今後、たこ焼きや串かつが世界に広まっていくか、ホットランドと串カツ田中のIPOと共に注目していきたい。 <文/丹羽唯一朗>
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